子どもの予防歯科

子供の予防歯科について


図の引用:フィリップス

厚生労働省の発表によると、むし歯経験のある子供の割合が減少してきている事がわかっています。

一例を上げると、

  • 比較年:昭和62年と平成23年
  • 年齢 :6歳

上記の比較で昭和62年では91%でしたが平成23年では42%にまで減少してきました。親の予防意識が高まり、歯科医院へ連れていく方が増えてきたことが挙げられます。

とは言え、42%はむし歯経験ありという結果が出ているわけですから、まだまだ意識改善をしていかなければなりません。子供の予防歯科は将来お口で困ることがないようにするために、親御さんができる大切な取り組みです。

もし、ご自身が歯のことで嫌な思いをしたことがある親御さんがいらっしゃいましたら、是非ご自身と同じような思いを子供がしたら・・・と考えてみてください。

あ、予防って大切だな!と思えれば、その時から始めましょう。
予防に早い・遅いはありません。

子供の予防歯科の重要性

「乳歯はいずれ抜けるからむし歯になっても大丈夫」と思いがちですが、乳歯におけるむし歯は、後に生えてくる永久歯に悪影響をおよぼす可能性もあります。

また、永久歯においてもこれから一生使っていく歯を健康に守っていくには、歯が生え始める時期から予防歯科に取り組むことは非常に重要になってきます。

治療した歯は二度と元には戻りません。生涯自分の歯を健康に保つためには、痛くなってから歯科医院へ行くのではなく、定期的に歯科医院を受診することで、子供の時期から正しい予防歯科の習慣をしっかりと身につけることが大切です。

いつから子供を歯医者に連れていけばよいのですか?

歯が生え始めた頃からです。歯が口腔内に出始めたときからむし歯になる可能性が出てきます。まずは生え始めの乳歯の磨き方、食生活のアドバイスなどからお話ししていきます。

子供の予防歯科メニューについて

  • 歯のクリーニング
  • フッ化物塗布
  • 歯磨き練習や仕上げ磨きの練習
  • 食生活のアドバイス
  • かみ合わせや歯並びの相談

当院の予防歯科では、上記のようなメニューを行っています。

当院がお子様に対して気を付けていること

無理やり治療をしない

お子様が嫌だと泣いているのに無理やり治療をしても、最終的に歯医者が嫌いになってしまうだけで、その経験は大人になっても苦手意識を持ちづづけてしまいます。

一生使うお口のケアがずっと続けられるように歯医者は怖いところではなく、楽しいところというプラスのイメージを持ってもらうことが大切です。お子様が治療を受けられるようになるまでじっくりと待ち、練習しながら少しずつ治療が行えるようにしていきます。

親子一緒の治療室で治療を受ける

子供は思った以上に親のことを見ています。親御さんが治療を受けているところを見れば、お子様も自然と歯医者が怖いというイメージが無くなります。親子一緒の治療室で治療を行なうことはとても大切です。

まずは親御さんも一緒に治療を受けていただき、お子様のお手本になって進めてられる環境を作ることをお勧めします。

嘘をつかない

痛くないよ!と言ってしまいがちですが、それで痛かったらお子さんはどのような気持ちになるでしょうか?そうして不信感を募らせていって、歯医者は痛いし怖い!と思われた経験がある親御さんは多いのではないでしょうか?

そのようなことを絶対に言わない。治療ができたらいっぱい褒めてあげて、お子様をちゃんと認めてあげる。そうすれば、お子様は自信を持ち、自然と歯科医院へ足を運んでくれるようになります。

親御さんにお伝えしたいこと

日常生活では、食習慣(主に間食)を意識していきましょう。むし歯予防で気を付けたいことの一番がシュガーコントロール(糖の摂取頻度)です。

むし歯の一番の原因はショ糖(砂糖)といわれています。
子供に間食は必要ですが、だらだらとお菓子を食べ続けていたり、ジュースや炭酸飲料などを頻繁に摂取していると、口腔内が甘いもので満たされている頻度が多くなり、むし歯のリスクが高まっていきます。

歯ブラシも大事ですが、食事の環境も大きく影響します。おやつの時間をしっかり決めて食べさせるということもむし歯予防の一つです。

また、乳歯期は親が知識を蓄えて日々子供に接することで、むし歯や歯周病になりにくい子供に育てるためには大事な時期です。親の習慣や意識がそのまま子供に反映されるので親子で予防歯科に取り組むことが重要です。

定期検診はお子様にも大切です。

先述の通り、子供のうちから予防歯科の習慣を身に着けることが将来大人になっても健康な歯を一生維持できる環境がつくられます。歯医者は痛いし怖い!というイメージを持っている方が多いのでなかなか歯医者へ通いにくいイメージが強いと思います。

しかし、痛い思いをしてしまうのはむし歯になって治療することになったがために起き得ます。予防というのは、そういう痛い思いをしないために取り組んでいくことです。

子供の時に痛い思いをしてしまうと、その経験が大人になっても続き、一生使っていく歯のケアに歯医者に通うという意識が低くなってしまいます。そうならないために、悪くなる前から予防歯科に取り組み、歯医者は怖くないところなんだ、楽しいところなんだ、と感じてもらうことが大切です。